今日は桃井教室で来週の発表会に向けてのピアノ合わせでした。ヴァイオリンは一人で演奏することもありますが、ピアノやほかの楽器と一緒に弾くことがほとんどです。そのためにも自分の音を聞くだけでなく、ピアニストとのコミュニケーションもとても大事ですよね。

今回の発表会でGabrielと私とピアニストの福田可織さんでクリスティアン・シンディング(1856~1941)の、ヴァイオリン2台とピアノのためのセレナーデOp. 92を弾くことにしました。シンディングはノルウェーの作曲家ですが、作曲家になる前は、ドイツのライプツィヒでヴァイオリンを教則本で有名なシュラディックに師事していました。そのためか、ヴァイオリンのために書かれた作品は、どれもドイツ的な堅実な構造、美しいメロディーで構成されていて、なおかつ北欧の民俗音楽の雰囲気を感じることができます。

第38回合同ピアノ&ヴァイオリン発表会
11月3日(日) 13:00から
会場: 紀尾井町サロンホール
入場無料
トアルドヴァイオリン教室の生徒さんと講師が出演します。